季節のたより

2013年8月28日、神戸市北野の超人気ベーカリー店『Ca Marche(サ・マーシュ)』のオーナーシェフ西川功晃氏をお招ねきし、当社、吉原食糧(株)製粉工場の開発室にて香川県、愛媛県のパン業界関係者様にパン技術講習会を開催しました。


西川功晃氏は業界内でも、柔軟で斬新なアイデアと個性的・進歩的な新商品開発で高く評価されているオーナーシェフでいらっしゃいます。
その西川シェフをお招きして、今、神戸で大人気の野菜を活用したパンや、米粉入りパンをはじめ、四国産(愛媛・香川)等の国内産小麦を使用した、ソフトで旨みのある新提案の地元パンなどの技術講習会を行いました。

香川県産小麦の『さぬきの夢』は”うどん用”のイメージが強い品種ですが、国内産小麦と組合わせることで、内相はしっとりとソフト感があり、小麦の旨味を感じる美味しい!パンに仕上がります。今回、その仕上がりのレベルの高さは、まさに"目からウロコ"で、感動的でした。

参加者は香川県、愛媛県のパン業界関係者41名様。


フィリングの野菜は三豊なす、香川県産のアスパラガスや、鳴門金時など地元・四国産の野菜をふんだんに使用、香川・愛媛県産小麦などの小麦を使用した“四国産小麦”パン、また、当社の小麦ポリフェノールを豊富に含む"さぬきの夢"100%の小麦粉「ぎゅっとポリフェ」を使用し健康機能性を考慮したパン、米粉を使用したパンなど12種類を作ってご披露頂きました。


試食頂いたピタパンとピゼッタなどなど。野菜は香川県産を中心に使用しています。


四国産小麦(愛媛・香川)など国内産の小麦から生み出される、柔らかな内相の弾力性と、香り・甘みを持つ風味の良いパンは、 他の追随を許さない美味しさです。
まさに、「ここまで来た!国内産小麦のパン!!」といった印象。出席者の方たちから、驚きの声が上がっていました。


普段は、プロ向けの大規模セミナーでしかお会いできない西川シェフですが、このたび特別に実習形式で、じかに『サ・マーシュ』のパン作りのポイントをご指導くださいました。


地元の小麦と野菜を使った、新しいパンの方向性について、興味深々の取材をして頂きました。
(RNC放送:ニュースEvery)


パン作りの情熱と、四国産小麦を使って輸入小麦と遜色のない、むしろ「ソフト感や風味が優れるパンが作れる時代が到来した」という、熱気に溢れる講習会でした。

西川シェフ、スタッフの方々、そしてお集まり頂いた皆様、有難うございました!!


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