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毎年、11月3日(文化の日)恒例のさぬきうどんタイムカプセル。  
大正や昭和時代の昔懐かしいうどんの復元と、近未来を予想したさぬきうどんの食べ比べ等いろいろな”さぬきうどん時間旅行”を始めて、今年で13年目となりました。  

今回のテーマは、
「さぬきうどん45年の時間旅行〜さぬきの夢2009大収穫祭

昭和の時代の想い出と懐かしさが、
さぬきうどんの一口でよみがえる・・・
そして、さぬきうどんの近未来を予感させる麺を是非味わって下さい。

今年 ご用意する「時間旅行の“さぬきうどん”」は・・・

① 讃岐の人々を驚かせた、1974年(昭和49年) 「オーストラリア産小麦 黄金色のうどん」再現
香川県にオーストラリア産小麦(ASW)が初めて輸入された時、その輝くような黄色味の強い色調と、弾力の強い食感のうどんは讃岐の人々を感動させました。今回、当時の「黄金色のうどん」を再現します。
時代は巡る・・・このうどんの味わいは、さぬきうどんの近未来に通じるかもしれません。

②「さぬきの夢2009大収穫祭 〜 讃岐小麦ヌーボー(新麦)のさぬきうどん」
今夏、30年ぶりに最高の収穫高を記録した香川県産小麦・さぬきの夢2009。今年の新麦“さぬきの夢小麦”で、冴えた色調・絹のようななめらかさ・もちもち性・風味共に優れたうどんを食べて頂きます。

1974年と2019年、45年間の時間旅行をお楽しみいただくとともに、香川県が育てたうどん用小麦「さぬきの夢2009」の大収穫を祝います。

日・豪、それぞれの小麦の美味しさが際立つ麺を1,000杯ずつ用意しますので、2種類を食べ比べて「さぬきうどんの歴史」を感じていただければと思います。

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《さぬきうどんタイムカプセル⑬》  
●日 時:2019年11月3日(日・祝)10:00~14:00頃  
●場 所:吉原食糧 製粉工場(坂出市林田町4285-152)  
●参加料:無料(うどんは一杯100円)  
●定 員:各うどん先着1000名様(計2000杯)程度。
(うどん玉が切れ次第終了。)

《イベント内容(予定)》
① 1974年VS2019年 新旧うどんの食べ比べ
② 小麦粉製品とこだわりのうどん関連グッズの販売
③ 「伊吹いりこ」「地元産新鮮野菜」など香川県産食材の販売
④ ボサノバデュオ「フェリアード」のライブ演奏
⑤ 人サイズの鉄人28号や巨大なガメラなど、迫力フィギュアを展示
⑥ つるキャラ「うどん脳」登場      
ほか、盛りだくさんのイベントを予定しています。

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★「オーストラリア産小麦」のうどん ★
昭和38年、異例の長雨の異常気象によって香川県産小麦が大凶作となって以降、県産小麦の生産量は昭和40年代に急減していきました。その県産小麦と入れ替わるように、昭和49年にオートラリアから初めてうどん用原料として「ASW(オーストラリア・スタンダード・ホワイト)」が香川県に輸入されました。ASWは製粉・製麺適性に優れ、打った麺はそれまでのうどんの白色とは違って、鮮やかな黄色みがかった色調に加え、弾力性の強い食感を持ち、うどん通の讃岐の人たちを満足させるのに十分な美味しい麺に仕上がりました。それ以来、香川県産小麦はさぬきうどん原料の主役の座をASWに奪われていったのです。
今回は、初めて香川県に上陸した当時のASWのうどんをイメージして復元してみました。

★「さぬきの夢2009」のさぬきうどん ★
今年(2019年)は、香川県産小麦の収穫として30年ぶりの大豊作で、さぬきの夢2009としては過去最高の収穫量となりました。今年の「さぬきの夢2009」は、絹のように滑らかで明るい黄白色の色調のうどんで、強いもちもち感と適度な弾力があり、口の中に広がる小麦の風味などが特徴です。
現在「さぬきの夢」小麦は、国内産小麦のうどん用として日本で最も評価が高い品種で、今ではASWと共にうどん用として高い人気を誇ります。
香川県産小麦復活に向け、小麦品種開発にかける関係者の熱い思いと取組みは、NHK番組「プロジェクトX」でも取り上げられました。


↓ ↓ ↓ これまでの「さぬきうどんタイムカプセル」の様子 ↓ ↓ ↓








過去のイベントの様子はこちら >>> 「さぬきうどんタイムカプセル


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