2008年 新年明けましておめでとうございます。
皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年のお正月は、全国的に冷え込みが厳しそうです。
瀬戸大橋の元旦の姿を撮りました。
空は青く澄み、雲がのんびり漂っているような写真ですが、気温は6℃、吹きつける強風で手は痛いほどに冷えます。
海岸から望む、元旦の瀬戸大橋。ここは、静かな沙弥島(しゃみじま)の静かな海岸。
13年前の春の日の午後、阪神電鉄重役・阪神タイガースの球団社長の故・小津正次郎さんと、私の父 故・吉原義男は、この波打ち際のベンチに並んで座り、長い間話をしていました。2人も高松高商(現・香川大学)野球部の先輩・後輩だったのです。私は、その後姿をずっと見ていましたが、それはとても静かな時間でした。
又、吉原義男は、縁を頂いて丸亀高校野球部OB会で、アルプス電気(株)創業者の故・片岡勝太郎さんと、70歳を過ぎても先輩・後輩の間柄にありました。2人にとって、高校時代の野球部時代はその後の人生の基礎となったといっていいいほど、影響の大きな、深いものだったのです。そして晩年、2人にとって「丸亀高校(丸高)野球部」は、人生の味わいを一層深くするかけがえのないものとなりました。
野球が縁でつながった先輩と後輩、アルプス電気創業者の片岡勝太郎さん、阪神タイガース球団社長 の小津さん、吉原義男ら3人は、遠い無限の世界で野球と経営の話をし続けているような気がします。
又、大先輩たちから薫陶(くんとう)を受けた(その人のすぐれた人格で知らず知らずのうちに感化され、幅広い教育を受けること)私たち現役世代は、それぞれ道を極める努力をし、次の世代の人たちが、我々がそうであったように、先に生きた人たちの生きざまをあるがままに感じ取ってくれれば良いなあと思います。
久しぶりに、瀬戸内海の自然を見て歩くと、秋川雅史さんの歌う「千の風になって」を思い出しました。
あの歌は、大事な人を失い、残された人が何年もかけてやがて静かに到達する心を上手に表現していると思います。
今年も、私たち吉原食糧は更に努力を重ねて、優れた特性を持つ「讃岐うどん用小麦粉」や、穀物を素材として捉え直した新しいコンセプトや食品を創り出していきます。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。