なぜラーメンに「はるみずき」なのか。香川県産強力小麦の可能性
現在、東京ビッグサイトで開催中の「ラーメン産業展 in Japan 2026〈東京〉」に出展している吉原食糧。
今回の出展を機に、ラーメン業界の皆さまにぜひ知っていただきたい小麦のひとつが、香川県産強力小麦「はるみずき」です。
※前回の記事:本日開幕!「ラーメン産業展 in Japan 2026〈東京〉」に吉原食糧が出展しています(2026年09月30日)
香川県で生まれた、初めての強力小麦
香川県では、うどん用を中心とした中力小麦が長く生産されてきました。
その香川県で2022年5月、初めて収穫された強力小麦が「はるみずき」です。
吉原食糧では、香川県からの依頼を受け、収穫された「はるみずき」の試験製粉を実施しました。
実際に製粉して確認した「はるみずき」は、色調が明るく、たん白量も多い小麦です。また、グルテンの伸長抵抗が強く伸張度も良いことから、しっかりとした弾力のある生地に仕上がる特徴があり、パンだけでなく中華麺用途にも適性があると評価してきました。
「国産小麦だから」だけではない、中華麺への可能性
ラーメンの印象を左右する大切な要素のひとつが、麺の食感です。
弾力のある麺、しなやかな麺、スープとの組み合わせを考えた麺――目指す一杯によって、小麦粉に求められる特性も変わります。
「はるみずき」は、香川県産という地域性だけが特徴ではありません。
吉原食糧では、実際の製粉を通じて、その小麦が持つ性質を確認してきました。外国産の硬質小麦とは硬度や組成がやや異なるため、「はるみずき」の特性に合わせた製粉を行っています。
原料となる小麦の個性を見極め、それを小麦粉としてどう生かすか。
そこは、製粉会社だからこそ向き合える部分でもあります。
種まきから収穫、そして一袋の小麦粉になるまで
吉原食糧と「はるみずき」との関わりは、完成した小麦粉を扱うところだけではありません。
試験製粉を行った2022年以降、私たちは「はるみずき」の種まきから発芽、生育、収穫まで、産地での様子を継続して見てきました。
2022年には初めて工場ラインで製粉してデータを収集。そのデータを生かし、翌年、本格的に収穫された「はるみずき」の製粉へとつなげました。
畑で育つ小麦を見て、収穫された小麦を受け入れ、その特性に合わせて製粉する。
「はるみずき」が一袋の小麦粉になるまでを実際に追ってきたことも、私たちがこの小麦についてお伝えできる理由のひとつです。
香川の小麦から、新しい一杯へ
「はるみずき」は、香川県で生まれた強力小麦というストーリーと、中華麺への加工適性、その両方を持つ小麦です。
地域の小麦を使ってみたい。
麺の食感に新しい特徴を持たせたい。
一杯のラーメンに、原料から伝えられる物語を加えたい。
そんな商品づくりを考える際の、新しい選択肢のひとつとして「はるみずき」の可能性を知っていただきたいと考えています。
吉原食糧は、これからも小麦そのものの特徴を見つめ、製粉会社としてその良さを引き出しながら、小麦粉の新しい可能性を提案してまいります。
※オンラインストアで一般向け販売もしております
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