スウィートポリフェ

最近、よく「ポリフェノール」や「抗酸化」という言葉を耳にします。
これらは健康に良いとか、アンチエイジングの効果があると言われていますが、具体的にどのような働きをするのか見てみましょう。


ポリフェノールとは


「ポリフェノール(polyphenol)」とは、植物がいろいろな弊害を引き起こす”活性酸素”から自分を守るために作りだす「抗酸化性物質」の総称です。日光を浴び紫外線による酸化ダメージから自らを守るため葉や表皮の細胞や、子孫をつないでいくための種子により多く含まれています。
代表的なものに、緑茶のカテキン、大豆のイソフラボン、柿のタンニン、コーヒーのクロロゲン酸、ブドウのアントシアニン等があります。 特に、ワインやコーヒーにポリフェノールが多く含まれていることはよく知られています。ブドウの皮やコーヒー豆に多く含まれているということです。ポリフェノールを多く含む食物の特長として、渋味や苦味が強いもの、色が濃いものがあげられ、果実や豆の皮の部分に、より多く含まれています。

人間は本来、果実や豆を皮ごと食べたり、ある程度皮が混じった状態で食べるなど、毎日の食生活の中で自然にポリフェノールや食物繊維を豊富に摂取していました。 しかし現代の食生活では、それらの種皮を取り除いて硬さや苦味や雑味を避け、穀物や果実の中から取り出した純粋なものを食べることが多くなっています。ですから、食物繊維と共にポリフェノールの摂取量も減っていることが考えられます。


ポリフェノールが体に良い理由


では何故、ポリフェノールが人の健康や美容に良いと言われるのでしょうか。「 活性酸素」と「抗酸化性物質」について見てみましょう。

呼吸によって肺から取り込まれて組織に運ばれた酸素は、細胞の中で成長や生存するためのエネルギーを作るのに利用されますが、その過程で酸素の一部が不安定な電子位置をもつ「活性酸素」に変化します。植物や人間の体内で発生する「活性酸素」は他の物質と反応して安定になろうと、激しく動き回り、細胞やたんぱく質・脂質・遺伝子(DNA)の損傷・酸化を進めてしまいます。

例1)核酸(DNA)を酸化させ、正常な細胞をガン細胞へと変化させる
例2)酸化したLDLコレステロールが血管内に付着し、動脈硬化などの原因となる
例3)皮膚内のコラーゲンを破壊し、シワやたるみ等の皮膚の老化をまねく

そのような活性酸素の働きを抑制する作用を持った成分が「抗酸化性物質」。活性酸素は上記のように、生体内の様々な物質と結びついて悪影響を与えますが、「抗酸化性物質」が自らが活性酸素に結びつくことで体内の酸化を防ぎます。そこで高い抗酸化能をもつポリフェノールが注目されているのです。


小麦の抗酸化性


当社の研究開発で抗酸化成分の一つであるポリフェノールが、小麦にも多く含まれていることが明らかになりました。この小麦ポリフェノールを多く含んだ部位を挽き込んだ小麦粉が「ぎゅっとポリフェ」です。

そしてその後の研究において小麦の胚芽に着目。研究を継続し、小麦を製粉の段階ごとに分けて分析した結果、胚芽にポリフェノールと抗酸化性アミノ酸「トリプトファン」が集中して含有されることを確認しました。そしてこの小麦胚芽を美味しく仕上げるため、特殊な粉砕加工等により、甘くコクのある粉体に仕上げた製品がスウィートポリフェ® なのです。

もっと詳しく >>> 小麦と健康「抗酸化性物質「ポリフェノール」とは?


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