地域とともに

弊社 吉原良一が、香川大学地域マネジメント研究科講座(MBA)「地域の中小企業と経済活性化」で講義をしました。
タイトルは、「地方の製粉企業として、成長のために実践してきたこと」
副題は、「~”固有の機能”を企業価値として具現化するチャレンジ~」です。

30名ほどの受講者で、企業関係、医療クリニック、自営業者の皆さんなど多彩な業種からの参加でした。


日本の麦政策にも、80年代後半~2008年リーマンショック頃までの新自由主義下の自由競争の概念が取り入れられ、グローバル経済に対応する流れの中で、製粉企業の統廃合が進みました。その間の加工食品、小麦粉、外食産業、冷凍食品の生産量推移等を見ると、日本の小麦関連業界の歩みと今後が見えてきます。また、さぬきうどんの40年間の食感の変化と、小麦品種の選択や製粉方式の変化の話もしました。

今、日本の労働力の需要と供給のバランスは、数字的には少し不足している程度ですが、わずか6年後2030年の労働需要と労働供給のミスマッチが341万人(不足)という予測があります。加えて、大学入学者の地元残留率が、香川県は全国ワースト4位ということも、地元企業にとっては大きな問題だと提起しました。

最後に「小麦と大麦の未知の価値を見出して、粉体・食品として社会に提供する・・これが吉原食糧のミッションです」を結びとしました。


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