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日本の百年企業」が、朝日新聞出版から出版され、香川県からは吉原食糧(他1社)が掲載されました。

この本は、全国で創業から100年を超える会社の内、111社の歩みや生きざまを書籍化したもので、紹介文によると、、「地域に根付き、さまざまな困難をくぐりぬけてきた全国の111社の老舗企業の歩みや経営ノウハウを紹介」となっています。

巻頭には、「日本の老舗企業は、目先の損得、自らの利益だけを追わず、社会とともに生きてきた。しかし、百年を超える歴史を紡いできた老舗といえども、たえず課題はある。信用に裏打ちされた暖簾(のれん)をどのように守り、かつ破っていくのか。事業継承はどうするのか。さまざまな困難を乗り越え、それを糧とし、次の百年を切り拓いていく老舗111社の物語。 」と記載されています。



朝日新聞 東京本社 市村友一氏による、当書籍の「はじめに」から、抜粋を紹介させていただきます。  

「日本には、創業から100年を超える企業が2万社以上あるといわれるのをご存じでしたか?  
300年以上の企業も400を数えるそうです。  
こうした企業には、信用を重んじる社訓や社是があり、時代に流されず、経済環境の変化に果敢に立ち向かっていった経営者がいます。幾度もの経営危機を乗り越えなければ、歴史を刻むことはできなかったでしょう。  

.......まさに「百年に一度の危機」といわれる時代だからこそ、地域に根付き、地元に愛され続けてきた老舗から学ぶものは多いのではないか――。朝日新聞社が「百年企業」をキーワードに、各地の長寿企業への取材を始めた背景には、そんな問題意識がありました。  

取材は「老舗の長寿の秘訣はどこにあるのか」を共通テーマに、社訓や家訓、社是をひもとき、経営者に会い、歴史や息づかいをたどる作業となりました。そこには、優れた技術を生み出すエピソードがあり、独特のノウハウを培った社風があり、倒産の危機を乗り越えた人間ドラマがありました。  

もちろん、単に長い歴史が未来を保証するわけではありません。リーマン・ブラザーズも前身時代を含めると160年近い歴史を誇っていました。しかし、それゆえに、多くの難題を解決してきた老舗企業の歩みには、明日のビジネスを考えるヒントとが詰まっていると思います。......」  

       (朝日新聞東京本社 編成局長補佐 市村友一氏 記)


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