「次世代 香川県産小麦 - はるみずき - 」 ~vol.10~
香川県産小麦生産の歴史上、初めて収穫される強力小麦「はるみずき」。
今年度のさぬきうどんタイムカプセルで「近未来のうどん」として、香川県産小麦「さぬきの夢」と県産強力小麦「はるみずき」の優れた特性・・「粘り」と「弾力」を融合させた新しい食感のさぬきうどんを食べて頂きました。
2023年のテーマは「香川県史上初‼ 強力小麦「はるみずき」誕生」 ~「さぬきの夢」と「はるみずき」が出会ったさぬきうどん~ 。もちろんメインイベントは、さぬきうどんの食べ比べ(以下の①と②)です。
① 石臼で挽いた小麦粉で打つ「大正時代のさぬきうどん」 ~
水車の製粉記録帳を元に、大正時代当時と同じように石臼で挽いた小麦粉を使用したうどんです。小麦を石臼で挽くと、一般的な小麦粉には殆ど含まれない皮部や胚芽など、濃い褐色のうどんに仕上が ります。舌に乗るうま味と、鼻に抜ける風味が強く、出汁がなくても麺だけで美味しいうどんです。 見た目は蕎麦に近い濃い色調です。
⇒昔の讃岐の人は、こんなに風味豊かなうどんを食べていたのか!と実感・体感する新鮮な味わいをお楽しみいただきました(原料小麦は「さぬきの夢」です)。
②<香川県史上初>強力小麦「はるみずき」誕生! ~「さぬきの夢」と「はるみずき」の出会い~ ~
今年春に初めて本格的に収穫された、強力小麦「はるみずき」。強力小麦ですから、本来、主にパン用に 使用されます。
しかし今回、「はるみずき」の柔らかめな弾力感を活かして、もちもち性の強いうどん用の「さぬきの夢」との相性を活かす美味しさを求めて、製粉技術を研究した最新開発の小麦粉でうどんを打ちました。
⇒なめらか+もちもち+適度な弾力食感。新・食感のさぬきうどんのご提案です。
当日は、約850名の来場者にお越しいただきました(スタッフ一同心より感謝申し上げます、ありがとうございました)。
さて、気になるのは、食べ比べ対決のアンケート結果!
毎年【大正・近未来】と半々の票を集め、いい勝負を繰り広げております!
今回の結果は、、、
なんと、はるみずき配合の「近未来うどん」が7割近い票を獲得しました!
また、例年近未来うどんに比べ大正うどんは高い年齢層になるにつれての獲得する票が増えるのですが、今回は近未来うどんに票が流れました。つまり、高い年齢層の人も近未来うどんの方が大正うどんより美味しく感じて頂いた人たちも多く、幅広い年齢層の方に好評価の声をいただきました。
「さぬきの夢 + はるみずき」の美味しさを融合した近未来うどんへのコメント(一部)をご紹介します。
・のど越しがめちゃくちゃ良かった。 | ・口あたりも良く、弾力もあるが、 飲めるような軽さで◎。 |
・麺がなめらかで食感も良かった。 | ・モチモチ食感もありながらコシもあるのが 良いと思いました。 |
・麺がなめらかで食感も良かった。 | ・モチモチのどごし言うことなし! 鼻に抜ける小麦の香り! |
・白いキレイな色で今時の映える感じ。 | ・白くてきれい。クリーミーな黄色。 透明感。 |
・白く透明でピカッと光る美しい麺が最高です! |
その他、同様のコメントをたくさんいただいております。
これは、香川県産小麦「さぬきの夢」と「はるみずき」が持つ特性を、製粉技術で細かく分類・抽出して、うどんの美味しさとして活かすことができたためと考えています。
==================================
香川県で始めて収穫される強力小麦「はるみずき」。
強力用小麦粉ですが、外国産と比べた特性からパンやラーメンだけでなく、活用方法は無限大に広がります。
麺をはじめとする様々なお料理に活用することで、私たちの食卓が豊かになりますね。今回はその一部を紹介できたにすぎません。
新たな香川県産小麦『はるみずき」をぜひ一度ご賞味ください。
吉原食糧では、大好評を頂いた今回の試作品を「夢はるみずき」(商標登録出願中)として、正式な小麦粉製品として発売を開始します。
==================================
【 関係リンク 】
『「さぬきうどんタイムカプセル」⑮ 開催のお知らせ』は、こちらから>>>。
『「さぬきうどんタイムカプセル」⑮ がメディア報道されました』は、こちらから>>>。