Q1. 血糖値が上昇するメカニズムとは?
何かと目にし、耳にする「血糖値」
食品業界でも「血糖値が気になる方」をターゲットにした商品が続々登場しています。
本日はその根本ともいえる「血糖値上昇メカニズム」についてお話しましょう。
糖質がエネルギーになるまで
1. 糖質(でんぷんなど)は消化酵素によって分解され「グルコース」に!
唾液(アミラーゼ)などの消化酵素は口や胃、小腸などで分泌されます。
2. 「グルコース」は血液中に取り込まれ全身へ!
血糖値とは血液中に含まれるグルコース濃度のこと。
グルコースが血液中にとりこまれる このとき 血糖値が上昇します。
3. 血糖値を下げる「インスリン」登場!
血液中のグルコース濃度が高くなると、すい臓からインスリンが分泌されます
4. 「グルコース」は細胞の中に取り込まれてエネルギーに!
インスリンは血液中にあるグルコースが細胞の中に取り込まれるように促す働きを持っています。
「グルコース」が細胞に取り込まれることで血液中のグルコースは減り、血糖値が下がります。
血糖値の変動
こどもからおとなまで、食事をする全ての人の血糖値は毎日、毎食上昇しています。
そして、高くなった血糖値は「インスリン」の作用で元の状態に戻ります。
まとめと次回予告
「糖質! ~糖に関する10の質問~」第1回目の質問”血糖値が上昇するメカニズムとは?”への回答は”食事で摂取した糖質が分解され、血液中にとりこまれることで上昇する”であることがわかりました。
次回、「糖尿病、尿に糖が多い病気?」
血糖値が高い人の病気…その通りです。
さて、その症状は?血糖値が高いとどうしてからだに悪いの?
甘いものばかり食べていると発症するの?
正しく知って糖尿病を予防しましょう。